霞と側杖を食らう

ほしいものです。なにかいただけるとしあわせです。[https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/2EIEFTV4IKSIJ?ref_=wl_share]

日本酒検定3級の学習記録

【学習動機】

日本酒を飲むことは昔から好きだった。たくさん飲んで、美味しいかどうかは感じるが、それ以上の解像度は持てずにいた。1年を通して、何種類か印象的に美味しいと感じた銘柄を覚えているかどうかといった程度だった。この1年間は4合瓶を酒屋で買って、味わって飲むようにして、飲み終わったらラベルを保存して、味わいを記録するようにした。そのようにしていたら、日本酒の解像度が上がったのだが、日本酒を語るための言葉が自分に足りないことを実感した。足りない言葉を求めて、体系的に学ぶ動機付けに日本酒検定を受けることにした。学習して、3級は取得できたので、その学習記録をここに記す。amazonのリンクを貼っているが、少し小銭稼ぎが必要な時期なので、アフィリエイトリンクを利用しています。

【学習内容】

テキスト通読

以下の3級のテキストから主に出題されるとのことで通読と暗記。
- 日本酒検定3級用テキスト『酒仙人直伝 よくわかる日本酒』
https://amzn.to/43WN1ok

このテキストは70ページほどで基礎知識がよくまとまっていて分かりやすいと思う。詳細や理屈などは省かれているので、それは以下の2級より上のレベルのテキストにある。個人的にはこちらのテキストの方が、網羅的で読みやすく感じた(3級レベルだと不要な知識も多いとは思う)。
- 日本酒検定2級より上のレベルのテキスト『新訂 日本酒の基』
https://amzn.to/4axwXvJ

過去問演習

以下のサイトに掲載されているもの等を参考にして、過去問演習して試験問題の傾向を把握した。

(上の問44の酒気帯び運転の罰則の問題の解答はおそらく間違っている。車両提供者と見間違えていたか酒酔い運転と見間違えていたのかもしれない。
道路交通法の平成19年の法改正後
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/r04kou_haku/zenbun/genkyo/feature/feature_02_2.html
には
酒類の提供者
酒気帯び運転への酒類の提供者は2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
酒酔い運転への酒類の提供者は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
とある)

その他

他に学習したものもメモしておく。

こちらは30年前に書かれているため2023年現在の実情や最新の知見が反映されているわけではないが、昭和期の技術革新による動きが克明に書かれていて良かった。読み口が軽やかで、日本酒の基本に加えて、昭和期の話についても知りたい人には良い一冊だと思う。

こちらは、明治30年(1897年)から平成6年(1994年)を生き抜いた、発酵や醸造の世界的権威であった人によって書かれた本で、初版は1964年で新書の最終版は1989年だそうだ。秋山裕一の『日本酒』が昭和後期の機械化などのリアリティが感じられるのに対して、『日本の酒』はもう一つ前の時期の日本酒業界のリアリティが伝わって面白い。日本酒学の源流を知れて面白かった。

動画の編集がしっかりしていて、見て学べて面白い。

ポッドキャストの2番組が日本酒について語っている回があるので、そちらも参考になった。

  • 飲んで学習
    日本酒を飲みながら、今まで学んだことと突き合わせてみたり、ラベルを読んでそのお酒の理解を深めたりした。

【学習予定】

上に書いた感じで学習したら、普通に3級は取得できたので、次は2級の取得を目指す。

【追記 : 2024/02/04】 美味しさの表現に関して、これまで読んだりしたものをまとめたので、その記事を貼っておく。

moratoriamuo.hatenablog.com

【追記終わり】